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2010年3月17日 (水)

3-4-3:【コラム:「孔子批判」に対する日本のマスコミの反応】

※「中国現代史概説」の目次全体及び参考資料については、下記の2010年1月4日付けの発言を御覧下さい。

「中国現代史概説~中国の新しい動きを理解するために~」目次
http://ivanwil.cocolog-nifty.com/ivan/2010/01/post-a953.html

【中国現代史概説】

第3章:改革開放に至るまでの中華人民共和国の歴史

-第4部:文化大革命(後半:ニクソン訪中から四人組追放まで)

--第3節:トウ小平の復活と批林批孔運動

【コラム:「孔子批判」に対する日本のマスコミの反応】

 「批林批孔運動」が始まった頃(1973年5月以降)、私は既に高校生になっていたので、当時の日本の新聞がこの「批林批孔運動」についてどのように報じていたかをよく覚えている。この当時の日本の新聞では「中国は、アジア地域の道徳の規範となっている孔子を批判するなどというとんでもないことを始めた。」といったトーンの報道が行われた。多くの日本人も「孔子を批判するなんて、中国の文化大革命はわけがわからない」と感じたようである。しかし、中国の近代化革命において、孔子に対する批判は、この時が最初ではない。孔子は確かに古代における優れた哲学者であったが、君主に対する忠誠心と秩序を重んじ、固定された身分制度を肯定し、男尊女卑の考え方を固定化させた、として20世紀初頭の中国近代化革命の初期において前近代的な思想の根本だとして大いに批判されたのである。孔子批判は決して共産党だけが行ったものではないのである。

 この点については、「第2章第2部第2節:五四運動と中国共産党の誕生」の【コラム:儒教に対する考え方】でも書いたところである。

以上

次回「3-4-3:【コラム:『批林批孔運動』と兵馬俑坑】」
http://ivanwil.cocolog-nifty.com/ivan/2010/03/post-b2cc.html
へ続く。

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