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2010年3月 7日 (日)

3-3-9(1/2):【コラム:アメリカにとってのベトナム戦争】

※「中国現代史概説」の目次全体及び参考資料については、下記の2010年1月4日付けの発言を御覧下さい。

「中国現代史概説~中国の新しい動きを理解するために~」目次
http://ivanwil.cocolog-nifty.com/ivan/2010/01/post-a953.html

【中国現代史概説】

第3章:改革開放に至るまでの中華人民共和国の歴史

-第3部:文化大革命(前半:林彪墜落死事件まで)

--第9節:ニクソンによる米中接近への動き(1/2)

【コラム:アメリカにとってのベトナム戦争】

 ベトナム戦争に参加した退役軍人有権者は、アメリカの選挙においては今でも重要な役割を果たしている。このためアメリカの政界においては、今でもベトナム戦争を否定するような発言を行う政治家は選挙では勝てない。2008年の大統領選挙で共和党の候補者だったジョン・マケイン上院議員は、自分自身がベトナム戦争で捕虜になった経験があり、ベトナム戦争における英雄とみなされており、退役軍人層からは強い支持を受けていた。

 かつて民主党のクリントン大統領(1993年1月~2001年1月)が大統領選挙を戦っていた時、共和党陣営からクリントン氏が学生時代にベトナム反戦運動に参加していたとの指摘を受けて苦境に立たされたことがあった。このことは、現在でもアメリカにおいてはベトナム戦争を否定することは政治的には一種の「タブー」であることを意味している。

 しかし、2008年11月の大統領選挙において、「ベトナム戦争の英雄」であるマケイン氏が民主党のオバマ候補(現大統領)に大敗を喫したことは、アメリカ政界においても、ベトナム戦争が徐々に「過去のもの」になりつつあることを象徴するできごとだったのかもしれない。

以上

次回「3-3-9(2/2):ニクソンによる米中接近への動き(2/2)」
http://ivanwil.cocolog-nifty.com/ivan/2010/03/post-c676.html
へ続く。

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