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2008年8月 8日 (金)

「中国の歴史が変わる日」になるのか

 今、2008年8月8日18:30(北京時間)です。オリンピックの開会式開始まであと1時間半に迫りました。今日はかなり湿度が高くて視界が悪かったのですが、日中、気温が上がるに連れて、視界は少しよくなりました。大気汚染と視界とは1対1には対応しませんが、「開会式当日はスカッと青空」というわけには結局はいきませんでした。8月8日発表の北京の大気汚染指数は94でした。100以下が「良」ですので、ギリギリ合格点、というところでしょうか。こんな感じだと、オリンピック期間中にも100を超える日が何日かあるかもしれません。

 開会式の雨がどうなるのか、と思ってインターネットで中国の国家気象局のレーダー画面を見てみました。このサイトでは、だいたい1時間前までの最新のレーダー画面を見ることができます。

(参考1)中国気象局全国レーダー図
http://www.cma.gov.cn/tqyb/tqyb/radar/rindex.htm
※このサイトから「華北レーダー」を選び、その中の「一小時降水」(1時間降水量)を選ぶと雨が降っている状況がわかるので最もわかりやすいと思います。

 このレーダー画面によると、今日(8月8日)は、北京の北西方向、河北省と内モンゴル自治区との境界あたりを中心に雨雲が発達していましたが、午後になってその雲は小さくなっているようです。また、夏ですから、局地的に雨雲が発達することがあるのですが、最新画面(8月8日北京時間17:20現在)では北京の西の方でちょっと発達していた雲が消滅しつつあるので、どうやら開会式が終わるまでは雨は降らずに済みそうです。私が肉眼で空を見た感じでも、今晩中は雨が降らずに持ちそうな空模様です。

 今日、8月8日は、さすがに街の警戒はかなり厳しいものがありました。いつもは衣服や靴、カバンなどを安く売っている地下鉄の駅に連なる地下道の両脇に並んだ露天も今日は全て店を閉めていました。代わりに警備に当たる係員が地下道を通る人々に目を光らせていました。一方、街を歩く外国人らしき人の数は、いつもより格段に増えており、街角にあるボランティア・ステーションでも、道を聞く外国人らしき姿もありました。

 私が歩いたのは、オリンピック会場とは相当に離れた場所なのですが、それでも街行く人々はウキウキとした雰囲気でした。何となく「お祭り」気分が街中に漂っている感じでした。

 この北京オリンピックは、中国が変わる歴史的な出来事になるのか、それともオリンピックを経ても中国は今までと同じで全く変わらないのか、それはよくわかりません。少なくとも北京の大気汚染については、私はオリンピック期間中だけは「劇的によくなり、オリンピックのために北京に来た世界の人々が『北京の大気汚染は大したことないじゃないか』と誤解して帰る」と想像していたのですが、実際は、確かにいつもよりは改善しましたが、それほど「劇的」には改善されず、オリンピックに来た人は、だいたい普段通りの北京の大気汚染の状況を経験していると思います。一方、インターネット規制については、本当に中国にとってセンシティブなサイトへのアクセスはいまだにアクセス禁止になっていますが、BBC中国語サイトの掲示板やウィキペディア中国語版など、中国の人々が中国語で書き込みもできるサイトへのアクセスはできるようになりました。

(参考2)このブログの2008年8月1日付け記事
「BBC中国語版サイトへのアクセス規制解除」
http://ivanwil.cocolog-nifty.com/ivan/2008/08/post_fc0a.html

 このインターネット規制の緩和措置がオリンピック後も続くのかどうかわかりませんが、これはオリンピックによって「劇的」に変わった面のひとつです。

 これらと同じで「オリンピックで中国は劇的に変わる」という予想と「劇的には変わらない」という予想と両方があります。「劇的に変わる部分もあるし、変わらない部分もある」というのが正しい答えになるのでしょう。そういったことはオリンピックが終わった後でじっくりと検証することにして、まずはオリンピック期間中は、街行く中国の人々の「ウキウキお祭り気分」と同じような気持ちでオリンピック自体を楽しみたいと思います。

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