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2008年8月13日 (水)

足跡花火の合成映像と微笑み美少女の口パク

 私も中国に通算3年以上いるので、たいていのことには「ホントかなぁ。これにはウラがあるんじゃないかなぁ」と疑うクセが付いているのいるのですが、8日に行われた北京オリンピック開会式の下記の二つの件については、全く疑っておらず「コロッとだまされ」ました。

 日本でも報道されているので、御存じと思いますが、8月12日、開会式の「裏話」として、次の2つ事情が明らかにされました。この二つとも開会式の様子を書き留めておいた私のブログの記事にも登場するので、下記の私のブログの記事も適宜参照しながら、以下をお読みください。

(参考1)このブログの2008年8月9日付け記事
「北京のテレビで見たオリンピック開会式」
http://ivanwil.cocolog-nifty.com/ivan/2008/08/post_c1a7.html

(1)開会式の開始を告げる花火として、南の永定門、前門、天安門、故宮から北京市の北にあるオリンピック・スタジアムへ向けて移動するように打ち上げられた「足跡形の花火」のテレビ中継の映像では、事前に撮影した花火を現場の生中継の映像に重ね合わせた合成映像が使われた

 開会式の開始の時、実際に永定門、前門、天安門、故宮内などから足跡形の花火が打ち上げられたのは事実だそうですが、この花火をヘリコプターで空撮する場合、北京市街地上空を飛ぶヘリコプターの安全確保を図らなければならないので、理想的な撮影角度を確保することが難しく、一部の「足跡花火」については、事前に撮影してあった足形花火の映像をヘリコプターから撮った生の北京の街の夜景の上に合成して映像を流した、とのことです。

 これは北京オリンピック委員会スポークスマンの王偉氏が12日に記者会見説明したものです。王偉氏は「よい演出効果を確保するため」とその理由を説明したとのことです。

(参考2)「新京報」2008年8月13日付け記事
「多くのオリンピック会場では入客率が7割以上に達している」
http://www.thebeijingnews.com/news/olympic/2008/08-13/008@023732.htm

(注)この記事の見出しに関する説明:
 上記の「新京報」の記事では、この日の記者会見で北京オリンピック委員会は、8月11日(月)の北京の18か所の試合会場の入場者率は、90%以上が2か所、80%以上が6か所、70%以上が8か所、残りの2か所も60%以上である、という数字を紹介しています。おそらくは、チケットは完売したと伝えられているのに対し、テレビ画面などを見ると結構空席が目立つことから、この点に対して記者が質問したのに対して北京オリンピック委員会が答えたものと思われます。試合会場に空席が見られることについては、オリンピック関係機関(スポンサーなど)が購入したチケットについて、予選などではお客が実際には来なかった可能性があることや、一部の球技では2試合セットの入場券になっているので、自分が興味のある試合だけを見た客がいたためではないか、と北京オリンピック委員会では説明しています。

(2)国旗入場の時に革命歌「歌唱祖国」を歌っていたかわいらしい女の子は実は口パクだった

 開会式の時、中国の国旗(五星紅旗)がスタジアムに入場し掲揚ポールのところまで移動する間に歌われていた革命歌「歌唱祖国」を歌っていたのはかわいらしい女の子でした。この「歌唱祖国」という歌は行進曲ふうの勇ましい曲で「我らの指導者・毛沢東は、我らの行く先を導く・・・」といった歌詞も含まれている革命を讃える歌です。中華人民共和国の国旗の入場の場面で使う歌としては最もマッチした曲だと私も思いますが、普通の調子で演奏すると、軍隊の行進みたいな感じになり、かなり堅苦しい感じになってしまいます。そこでかわいらしい女の子にこの歌を歌わせて、五星紅旗は少数民族の衣装を着たこどもたちによって運ばれました。こういった柔らかい演出は、私は演出家の大金星だと思っていました。

(参考3)「新京報」2008年8月9日付け記事
「非常に中国的な歌」
http://www.thebeijingnews.com/news/xatk/2008/08-09/008@101800.htm

 この場面には、多くの人々が感激したようで、中国国内のネット上でもこの女の子は大人気になりました。「歌唱祖国」を歌っていたのは、林妙可ちゃんという9歳の北京の小学三年生でした。彼女は歌っている間中微笑みを絶やさなかったことから「微笑み天使」と呼ばれるようになりました。ネット上では、林妙可ちゃんのファンクラブが立ち上がり、林妙可ちゃんのファンは「妙族」(少数民族の「苗(ミャオ)族」と発音が同じことから来た一種のシャレ)と呼ばれるようになりました。海外でも評判で、8月9日付けのニューヨーク・タイムズの1面トップには林妙可ちゃんの写真が載ったとのことです。中国の最も権威ある英字紙チャイナ・ディリーや「人民日報」ホームページ上の記事も、一夜にして「国民的人気者」になったこの林妙可ちゃんについて報じています。

(参考4)「チャイナ・ディリー」2008年8月12日付け記事
「かわいい歌手が国中の心を射止める」
http://www.chinadaily.com.cn/cndy/2008-08/12/content_6926550.htm

(参考5)「人民日報」ホームページ写真ジャーナルのページ
2008年8月12日18:27アップ記事(「武漢晩報」の記事を紹介する形の記事)
「新しい『秘密の少女』、ニューヨークタイムズの1面トップに登場」
http://pic.people.com.cn/GB/1099/7655010.html

 ところが、日本のネット上のニュース等の報道に見たところ、8月12日にアップされた「中国新聞網」が伝えたところによれば、開会式で「歌唱祖国」を歌っていたのは、林妙可ちゃんではなく、全く別の楊沛宜ちゃんという7歳(小学校1年生)の女の子だったとのことです。会場に流れていたのは舞台裏で歌っていた楊沛宜ちゃんの声で、スポットライトを浴びていた林妙可ちゃんは、歌に合わせて口をパクパクさせていた、とのことです。これは開会式の音楽監督をやった陳其鋼氏が明らかにしたとのことです。陳其鋼氏によると、この入れ替えは「楊沛宜ちゃんは外見上の原因で落選したので、国家利益のために行った」とのことです。

 このニュースは「中国新聞網」(中国のネットニュースでも正当派のニュースサイトのひとつです)に掲載されたことから、瞬く間に全世界のメディアで報じられました。ところが、8月13日の中国の新聞では、この「口パク」の件について全く報じていません。また、そもそもの情報の発信源を直接見ようと思って「中国新聞網」のサイトにアクセスしてみましたが、「中国新聞網」のサイト上にある8月12日付け記事のリストには、本件ニュースは載っていません。検索サイトで、このニュースを検索するとヒットしますが、検索結果をクリックしても真っ白の画面が出るだけで何も出ません。外国のメディアが本件を報じて以降、「中国新聞網」上にあったもともとの記事は削除されてしまった模様です。

 ところが、私が見た時点では、検索サイトの「キャッシュ」(検索サイトが各ページの情報を得た時に一時的にその内容を記憶しておくエリア)には、まだこの「中国新聞網」の記事は残っていたので、私はその記事を読むことができました(この記事がアップされたのは2008年8月12日10:05です)。

 この「中国新聞網」の記事には、楊沛宜ちゃんと林妙可ちゃんの両方の写真が掲載されています。BBC中国語サイトがこの写真も含めて「中国新聞網」サイトの記事を紹介していますので、写真を御覧になりたい方はBBC中国語サイトを御覧ください。

(参考6)BBC中国語サイト2008年8月12日北京時間23:28記事
「オリンピック開幕式で偽装、女の子のスターは口パクだった」
http://news.bbc.co.uk/chinese/simp/hi/newsid_7550000/newsid_7556900/7556933.stm

※BBCサイトのニュースは一定の時間が経つと自動的に削除される可能性があります。

 写真を見ればすぐわかりますが、楊沛宜ちゃんは、ごくごく普通の女の子で「外見の点で落選したので」と言われるのはかわいそうだと思います。

 林妙可ちゃんの「口パク」については、テレビを生で見ていた人の中にも「あ、これは口パクだ」と気が付いた人がいたようです。ただ、気が付いた人でも「これだけの大舞台で小さな女の子が緊張して歌えなくなると困るから、前もって録音しておいたものを流して、それに合わせて口を合わせたのだろう。そういうやり方はあり得る話だ。」と考えていたようです。しかし、歌っていたのは実は別人だった、ということを聞くと、普通の人はみんなびっくりします。2006年のトリノ冬季オリンピックの開会式でも、著名なテノール歌手・パパロッティさんが自分の声を事前に録音しておいて、本番の開会式では「口パク」をやっていたことが後で明らかになったのだそうですが、これは本人の声を自分の意志で使ったものであり、こういった手法は多くのイベントで時々行われる演出だと思います。しかし、全然別人の歌に合わせて「口パク」をやるのは、演出ではなく「だまし」だと受け止めれてもしかたがないと思います。

 この件については、中国のネット上でも、相当に議論が沸騰しているようです。先頃、6月20日に胡錦濤主席本人が登場して中国のネットワーカーを驚かせた最も有名な掲示板のひとつ「人民日報」ホームページ上にある「強国論壇」でも、この件に関する意見が載っています(ただし、話題になっている割には掲載されている発言の数が少なすぎるので、かなりの数の発言が削除されている可能性があります)。

 削除されずに残っている発言にも、かなり強烈なものがあります。一番多いのは「この演出は、片方の女の子に『歌はうまくない』と言い、もう片方の女の子に『外見があまりよくない』と言っているのに等しく、二人の女の子に対する侮辱だ」として、この演出を非難し、二人の女の子の気持ちを思いやる意見です。このほかにも「ありえない。もし本当に『口パク』をやっていたのならば、全世界の観衆をだましたことになるんじゃない?」「『国家の見せかけ上の姿』をごまかして作ったとしても、そんな国家はすぐに終わってしまう!」「口パクをやらせるのが国家利益のためですって? 話にならない。こんなのはニセ『国家利益』で、実際は全く逆効果だ!」といった意見が出ています。

※ネット上の掲示板の発言は、日本で言えば「2チャンネルに載っているような見るに耐えないものも多いので、いつもは私はあまり掲示板の発言は紹介したくないと思っているのですが、今回は、中国の名誉のために、あえて、このように極めて常識的な発言も数多く掲載されているのだ、ということを紹介させていただきました。

 ところで、この「林妙可ちゃんは口パクだった」というニュースに関して、現在、下記のように非常に奇妙なことが起こっています。

○「口パクだった」との情報の発信源である「中国新聞網」の記事が削除されてネット上から消えている。

○本件は多くの人が関心を持つ事項であると思われるのに8月13日付けの「新京報」や「京華時報」といった大衆紙が「口パクだった」件について一切報じていない(というか、中国のメディアで「口パク」を報じている新聞を私はまだ見つけられていない)。

○にもかかわらず人民日報ホームページ上の掲示板「強国論壇」には、「中国新聞網」の記事が転載され、それに対する意見の書き込みが今も行われ、削除されずに今でも残っている(当局の指示によって「中国新聞網」のニュースが削除されているのだとしたら、人民日報ホームページの「強国論壇」のような目立つ掲示板にそのニュースを転載する記事が削除されずに残っているのはおかしい)。

 (1)の「テレビで放映された『足跡花火』の一部は合成画面だった」という話は、最初は「だまされた」と思いましたが、「テレビによるショーの見せ方のひとつだ」と言われれば「そうかなぁ」と思えて、それなりに納得できるものでした。でも、(2)の「微笑み美少女は『口パク』だった」という話は私にとってはちょっとショックで、これは「演出」の枠を超えている、と私は感じました。前者については中国のメディアでもきちんと報道されているのに対し、後者については報じられていない(しかし掲示板上からは抹殺はされていない)のは、後者に対しては、中国国内でもいろいろな人がいろいろな印象を受け、結構ショックが大きく、情報管理当局の側でも対応方針が統一されていないからではないか、と思います。

 これらは開会式の単なる「演出」の話であって、世の中の大勢に影響のあるような話でなく、議論する値打ちはない、という考え方もありますが、国際社会に与える中国という国のイメージという点では、私は結構重要な話だと思っています。従って、後者の「口パク」の方が中国の(ネットの掲示板などではない)正式のメディアで報道されていないことにより、この件に関してきちんとした議論が行われないのだとしたら非常に残念なことだと思います。また、元のニュース源がネット上から消され、新聞などでは報じられていない、ということは、「ウラに何かさらに深い理由があるのではないか」といったいつもの「勘ぐりクセ」が出てきてしまいます。

(以下、2008年8月13日23:50追記)

 上記に「中国のメディアで『口パク』を報じている新聞を私はまだ見つけられていない」と書きましたが、広州で発行されている「信息時報」という大衆紙の8月13日付けの紙面に、この件について、独自に取材して書いた記事が掲載されているのを見付けました。この記事には、林妙可ちゃんと楊沛宜ちゃんの二人の写真も掲載されています。

(参考7)「信息時報」2008年8月13日付けオリンピック特集ページT17面記事
「一人が幕の前で顔を出し、一人が幕の後ろで声で貢献した」
http://informationtimes.dayoo.com/html/2008-08/13/content_287977.htm

 このように中国国内でもちゃんと報道されているのだとすると、「中国新聞網」の記事が削除され、北京の新聞が何も書かないのはなぜなのか、ますます理由がわからなくなってしまいました。

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コメント

はじめまして。
しばらく前にこちらを知り時々読ませていただいています。
はじめはペンネームから、「日本語の堪能な方だなぁ」と勘違いしていました(笑)
プロフィールを拝見して二度びっくりです。
なんとなくそのような職位の方はパソコンに堪能でないイメージがあったもので。。。
勝手な勘違いですがいろいろと失礼いたしました。

さて、主語が「中国」になると日本人は過剰に深読みしすぎなのではないかと思います。
自分も日本を出るまでは同じように受け取っていたので、批判ではないのですが、
北京に住んでいてもイヴァンさんは見方が変わらないのかな、と、それが不思議です。

以下、引用しながらなのでちょっと長くなりますが、
本文を読んで引っかかったところを書いてみます。

投稿: 北京初心者 | 2008年8月14日 (木) 14時54分

>北京の新聞が何も書かないのはなぜなのか

自分は、「新聞に載せるほどのネタではないから」という理由ではないかと思います。

自分の若い頃、アメリカで「ライブでは口パクしてはいけない」という法律ができて、
施行後のライブでマドンナという歌手がMCで「今から悪いコトするわよ~(笑)」と言った、
というニュースを雑誌の芸能欄で見た記憶があります。
でも、そのことがアメリカの一流紙に掲載されていてもされなくてもどうでもいいです。

パバロッティの件は体調の心配もあったので新聞記事を読んだときは気になりました。
でも、読めば気になりますが、イタリアやスペインでそれを載せない新聞があったとしても気に留めなかったと思います。

北京の件も、タブロイド版の小さい紙面を割いてどうしても載せなければならない記事ではないと思いますし、
実際にはネットや一部の新聞で目にすることができるので、問題ないと思います。

投稿: 北京初心者 つづき | 2008年8月14日 (木) 14時56分

>「中国のメディアで『口パク』を報じている新聞を私はまだ見つけられていない」
>このように中国国内でもちゃんと報道されているのだとすると、「中国新聞網」の記事が削除され、北京の新聞が何も書かないのはなぜなのか、ますます理由がわからなくなってしまいました。

ポータルのようなところより、グーグルニュースの中国版の方が記事を探しやすいですよ。
(作為的なものもあるかもしれませんが、検索精度の問題も大きい気がします)

杨沛宜 - Google 资讯 约有182项符合杨沛宜的查询结果
http://news.google.cn/news?um=1&tab=wn&nolr=1&hl=zh-CN&q=%E6%9D%A8%E6%B2%9B%E5%AE%9C&btnG=%E6%90%9C%E7%B4%A2%E8%B5%84%E8%AE%AF

これでみると、他の新聞の転載ですが、「政府の御用新聞」と陰口たたかれてる環球時報でも紹介されています。
紙媒体にて紹介されたかはわかりませんが、北京のニューススタンドで普通に売られている新聞ですので、
特に抑えていたわけではなく、こぞって各紙が取り上げる必要を感じなかっただけではないでしょうか。

开幕式红衣女孩林妙可 3分钟赚60万_娱乐要闻_环球网
http://ent.huanqiu.com/hot/2008-08/191022.html
>开幕式上《歌唱祖国》并非林妙可所唱,那个稚嫩、真挚的声音来自北京7岁的小女孩杨沛宜。陈其钢透露,杨沛宜落选主要是因为考虑到形象问题。

北京紙発の情報はないですが、中国の新聞は以前からオリジナリティーを追求せず、他社記事のコピーが蔓延しているので、
今回も同じだと思います。改めて各社が個々に掘り下げる必要のある内容とも思えませんし。

投稿: 北京初心者 つづきのつづき | 2008年8月14日 (木) 14時58分

>当局の指示によって「中国新聞網」のニュースが削除されているのだとしたら、人民日報ホームページの「強国論壇」のような目立つ掲示板にそのニュースを転載する記事が削除されずに残っているのはおかしい。

素直に考えれば、
「=だから、『当局の指示によって「中国新聞網」のニュースが削除されている』というのは勘ぐりすぎで、
(ヤフーや日本の新聞社サイトのニュースと同じく)ルーティンで削除されただけなのだろう」という結論になると思います。

無理に陰謀論にしようとするから納得がいかなくなってしまうのではないでしょうか。

。。。長いので、いくつかに分けて連続投稿したらココログスパム扱いをされてしまいました(笑)
自分は、趣味として反中ネタ?を読むのは好きなので、記事内容に意見はないのですが、
日中の架け橋になられるような方がそのような視点では、
ない腹を一方的に探って日中関係がギクシャクしてしまうのではないかと思い書き込みました。

ちなみに自分の好きな2ちゃんまとめはここです(笑)
アルファルファモザイク
http://alfalfa.livedoor.biz/
痛いニュース(ノ∀`):国際 - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/cat_21539.html

オチはないのですがこれで書き込み終わりにします。
長々と失礼しました。

投稿: 北京初心者 さいご | 2008年8月14日 (木) 15時11分

北京初心者さんへ from:イヴァン・ウィル

 ううむ。この「口パク」の件は、やっぱちょっと私の「勘ぐり過ぎ」でしたかね。私は、中国については、いまだに「ここは素直に受け取るべき」と「実はウラがあるんじゃないかと疑うべき」との判断がよくわかっていないんですよね。

 この「口パク」の件については8月14日付けの「新京報」が北京オリンピック委員会の記者会見の中で言及されていたことを報じていますね。

(参考)「新京報」2008年8月14日付け記事
「北京の試合エリアの安全の状況については平穏である」
http://www.thebeijingnews.com/news/olympic/2008/08-14/008@025648.htm

 この記事によれば北京オリンピック委員会のスポークスマンは「口パクは担当の演出家が考えたことだから、関係者がそれでいいと思ってやったのなら、いいのじゃないでしょうか。」と是認するコメントをしていますね。この記事がを載せたということは「新京報」もこの件については、一応、関心は持っていた、ということなんでしょう。

投稿: イヴァン・ウィル | 2008年8月14日 (木) 22時55分

>私は、中国については、いまだに「ここは素直に受け取るべき」と「実はウラがあるんじゃないかと疑うべき」との判断がよくわかっていないんですよね。

う~ん、自分はイヴァンさんの見聞きされた事例に疑問があるわけではなく、
(いろいろご苦労されているのだと思います)
「中国については、」という身構え方(?)が不思議なのです。
(。。。って、そういう趣旨のブログなのだからそれでいいのですけれど)

自分は外国に来て、日本人の汚さにげんなりすることが多かったです(耐性つきましたけど)。
日本人経営の料理店も吉兆並みの×××は当たり前だって言うし、
何といっても各フリーマガジンに必ずついてるスナック情報が。。。
アレって完全に日本人客向けのお店ですよね。
しかも、「コスプレ」とか、なにしょーもないことやらせてるんですか><
そんなお店が、一冊の本ができるほどの数があって経営成り立ってるって、
日本のおじさんたちは何やってるんですかぁ!。。。と思わざるを得ません。

。。。といいつつ、自分もついつい目を通してしまうんですが(笑)。

。。。話がずれてしまいました。チャットではないのでこれ以上の無駄話はやめておきます。

とにかく、日本人も中国人も、まともな人はたくさんいるのですが、
そういう人は回りになじんで目立たないので、妙な事例やトラブルが目立つんだろうなぁと思います。

あと、印象ですが、欧米人は中国人との付き合い方がうまいと思います。
中国人も、「日本企業より欧米企業のほうが働きやすい/付き合いやすい」と感じているようです。
そこらへんに付き合い方のヒントがあるのかなぁと思っています。

ではロムに戻ります。これからも面白く読ませていただきます!

投稿: 北京初心者 | 2008年8月15日 (金) 15時50分

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