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2007年11月30日 (金)

テレビの視聴者は意外に保守的?

 私が、9月8日に

http://folomy.jp/heart/

の「テレビフォーラム」にアップした文章をこちらのココログにも掲載します。

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アップ場所:
http://folomy.jp/heart/
「テレビフォーラム(ftv)」-「喫茶室『エフ』」-「『ドナウ川の蚊柱』の続き」

記載日時:2007年9月8日

【テレビの視聴者は意外に保守的?】

 今週、アメリカン・フットボールNFLが開幕しました。私は、今、北京にいるんですが、なぜかNHKのBS-1で、開幕戦インディアナポリス・コルツ対ニューオーリンズ・セインツの試合(録画)を音声を英語にして見ていました。今年の開幕戦の中継はNBCで、実況アル・ミッチェル、解説ジョン・マデンという、かつてABCの「マンデー・ナイト・フットボール」で組んでいた名コンビが今年も放送していました。

 何も北京に来てまで、以前に見ていたのと同じ実況アナと解説者によるアメリカン・フットボール中継を見なくたってよさそうなものですが、見るテレビの番組というのは、意外に「習慣化」してしまっており、いつもと同じ番組で、いつもと同じ出演者を見ると安心する、というようなところがあります。「水戸黄門」などはその典型例でしょう。NHKの朝の連続テレビドラマも、多くの視聴者にとってはほとんど「習慣化」してしまっているので、仮にNHKが「今年からやめる」と言い出したら、猛反対に会うのではないかと思います。こういった保守的な視聴者に対して、斬新な企画の番組をぶつける、というのは勇気がいるし、今のテレビ界ではなかなかできないことなのだろうと思います。

 私も北京では毎朝7時からの中央電視台第一チャンネル「新聞天下」を見るのが習慣化してしまいました。ニュース番組なのですが国際ニュースと天気予報以外はニュース(情報)がほとんどないので、ハッキリ言ってつまらないのですけど、いつも通りに番組がスタートすると「あぁ、今日も普通の一日で何事もないのだ」と安心して朝食を食べることができるのです(私が4月末に北京に来て以降、「新聞天下」の始まりが「普通じゃなかった」のは、6月に黄菊副総理が亡くなった時にアナウンサーが沈痛な面持ちで「訃報」を伝えた時と、先日、共産党大会の日程が10月15日からに決まった、という「布告」があった時だけでした)。

 共産党大会を1か月後に控えて、今、中央電視台第一チャンネル夜8時からの連続ドラマは、革命時代を題材にしたドラマ・シリーズが続いています。革命時代が背景となると、どのシリーズでも毛沢東主席が出てくるのですが、私は「確かに毛主席は偉大だけれども、ドラマの視聴者は『またか』と思わないのかなぁ。」と思ってしまいます。でも、中央電視台第一チャンネルのドラマを見ている人は、だいたいが結構年輩の保守的な人たちなので、こういうドラマを続けて放映しても、不満は出ないのでしょう。 

 昔はテレビが「時代の最先端」を行っていたのだと思いますが、今は、時代の最先端を感じたい人はインターネットにアクセスし、いつもと変わらないものに接して安心感を得たい人がテレビを見る、という時代になっているのかもしれません。
す。

(2007年9月8日、北京にて記す)

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