« 重慶でバス火災27人死亡・放火か? | トップページ | 北京地下鉄:5号線開通と運賃値下げ »

2007年10月 4日 (木)

マナーの問題

 私が、

http://folomy.jp/heart/

の「テレビフォーラム」に8月11日にアップした文章をこちらのココログにも掲載します。

 folomyは、かつての@ニフティのフォーラムを運営していた人たちが集まって運営しているサイトで、メールアドレスを持っている方ならば誰でも無料で登録できます。私がfolomyに書いたものの再アップは、折りを見て時間のあるときに行います。従って、例えばfolomyに掲げた文章のアップは1か月程度遅れると思います。最新の文章を御覧になりたい方は、ぜひ、御自分で上記のアドレスからfolomyに登録して、御覧いただくよう御願いします。

---------------------
アップ場所: http://folomy.jp/heart/

「テレビフォーラム(ftv)」-「喫茶室『エフ』」-「『ドナウ川の蚊柱』の続き」

記載日時:2007年8月11日

【マナーの問題】

 8月8日に行われた北京オリンピック1年前の記念行事については、日本のテレビや新聞でもかなり大きく報道されたようです。日本での報道で「懸念される課題」として取り上げられたのは、「大気汚染」「交通渋滞」「食品の安全問題」「マナーの問題」などでした。来年のオリンピック期間中には、かなり大々的な交通規制や工場の操業休止などが行われると思うので、「大気汚染」と「交通渋滞」については何とかなるのじゃないか、と私は思っています。「マナーの問題」も、街を歩く観光客などの中には一部不愉快に思う人が出るかもしれませんが、オリンピック競技自体については、さすがに競技の実施の妨げになるようなひどい問題は起こらないだろうと私は思っています。

 中国では「マナーがなってなくてケシカラン」といちいち頭に来ているようでは暮らしていけません。中国は国土は広いですが、西部の砂漠や山岳地帯などの人が住めない部分が多く、人が住める東部のごく限られた地域を中心にして13億人が住んでいるのですから、他人に「どうぞ」と譲っていたのでは中国では生きていけないのです。親戚・知人同士で固く結束して「よそ者」を押しのける気力がないといけません。そういった中国の社会には「マナー」などという甘っちょろい発想が存在する余地はないのです。赤信号で立ち止まり、車の途切れるのを待つのではなく、信号が赤だろうが、車がこちらへ向かって来ようが、堂々と道路を横断する胆力がないと、目的地へはたどり着けないのです。

 ということで、経済的に苦しい立場にある多くの人民がマナーを守らなくても、私は仕方がないなぁ、と思うのですが、最近気になっているのは、経済的に豊かになった一部の人達にもマナーの悪い人が多いということです。私は北京でもよくボウリング場へ行きますが、ボウリングでは、隣のレーンの人がアプローチに立ったら、その投球が終わるまで待つのがマナーです。初心者はこういったマナーを知らないことも多いのでしかたがないのですが、中国ではマイ・ボールを持っている人もこのマナーを守らない人が多いのです。東洋系の顔立ちでマイ・ボールを持っている人が隣のレーンで投げている場合、日本人や韓国人だとすぐにわかります。こちらが先にアプローチに立つと「お先にどうぞ」と譲ってくれるからです。日本や韓国と違って、中国では、ボウリングは、かなりのお金持ちにしかできないスポーツなので、マイ・ボールを持っているような中国人ボウラーは、一種の「特権意識」のようなものを持っているのかもしれません。

 北京オリンピックで、一般の観客がブーイングをしたりするのは、まぁ、ある程度大目に見てやって欲しいなぁ、と私は思います。むしろ経済的に豊かになった一部の人たちがマナーの点でも中国全体をリードするようになって欲しいと思います。

(2007年8月11日、北京にて記す)

|

« 重慶でバス火災27人死亡・放火か? | トップページ | 北京地下鉄:5号線開通と運賃値下げ »

フォロミーの1200字エッセイ」カテゴリの記事

北京オリンピック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 重慶でバス火災27人死亡・放火か? | トップページ | 北京地下鉄:5号線開通と運賃値下げ »