« 中国共産党大会関連のリアルタイム報道 | トップページ | 党大会後の民主化の具体化はどうなる? »

2007年10月17日 (水)

夜8時半過ぎの北京のビルの稼働率

 北京の秋も深まってきました。夕方6時には空はほとんど真っ暗になります。夜8時過ぎまで明るかった夏の間とは、だいぶ雰囲気が変わってきました。

 秋が深まり、夜が早く訪れるようになると、ビルに電灯が点っているかどうかの違いが目立ってきます。夜8時半頃だと、オフィスビルなら、まだ多くの会社で残業している人がいるし、マンションやホテルでは部屋に帰っている人も結構いるので、東京あたりだと、多くのビルでほとんどの窓から電灯の光が漏れて見えてきます。北京も高層ビルが次々に建っていますが、夜8時半時点で多くの階で灯りが煌々と灯っているオフィスビルもある一方、ビルのほんの一部にしか電気がついておらず、他の部分にはテナントが入っていないじゃないか、と思わせるようなオフィス・ビルもたくさんあります。マンションやホテルでも、概して東京の同じ時刻で見るよりも、明かりのついている部屋の割合がかなり低いような気がします。

 私は不動産の専門家ではないし、明かりのついていない部屋の割合を正確に数えたわけではないのですが、街を歩いてビルを見た印象として、東京よりも北京の方がビルの部屋の稼働率は小さい、と感じています。これは私の想像ですが、マンションの部屋などの場合は、投資対象で買ったけれども自分では住んでいない、他人にも貸していない、という部屋が結構多いのではないかと思います。

 ビルがどんどん建っている間は、建設工事の需要により経済は発展しますが、ビルは最終的には、オフィスとして使われたり、人が住んだりして利用することによって、その使用者が支払う使用料が建設資金の償還に回されるのです。持続的な経済発展のためには、このようなビルの建設資金が順調に回収され、次の建設投資に回っていくことが必要です。夜8時半頃に、東京に比べて暗い部屋が多い北京のビル群を見ていると、この投資回収が今後順調に進んで経済が円滑に回転していくのかどうか、ちょっと心配な感じもしています。

|

« 中国共産党大会関連のリアルタイム報道 | トップページ | 党大会後の民主化の具体化はどうなる? »

中国経済はバブルか?」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 中国共産党大会関連のリアルタイム報道 | トップページ | 党大会後の民主化の具体化はどうなる? »