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2007年9月 9日 (日)

場所と時間を超えるテレビ

 私が、

http://folomy.jp/heart/

の「テレビフォーラム」に7月28日にアップした文章をこちらのココログにも掲載します。

 folomyは、かつての@ニフティのフォーラムを運営していた人たちが集まって運営しているサイトで、メールアドレスを持っている方ならば誰でも無料で登録できます。私がfolomyに書いたものの再アップは、折りを見て時間のあるときに行います。従って、例えばfolomyに掲げた文章のアップは1か月程度遅れると思います。最新の文章を御覧になりたい方は、ぜひ、御自分で上記のアドレスからfolomyに登録して、御覧いただくよう御願いします。

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アップ場所:
http://folomy.jp/heart/
「テレビフォーラム(ftv)」-「喫茶室『エフ』」-「『ドナウ川の蚊柱』の続き」

記載日時:2007年7月28日

【場所と時間を超えるテレビ】

 北京に駐在するようになって3か月が過ぎました。日本からビデオ・デッキは持ってきたのですが、もっぱら日本にいたときに録画したものを再生するのに使うだけで、テレビからテープへの録画はしていません。中国のテレビ番組の中にあんまり録画してまで見たいようなものがないからだ、と言えばそれまでですが、見損なったニュースなどはインターネットで見られるので、あえて録画しようとは思わないからというのが最も大きな理由です。中央電視台の夜7時のニュース「新聞聯播」や報道番組「焦点訪談」は、放送の後、中央電視台のホームページで見ることができます。

 一方、日本のニュースもNHKや民放各社のニュースはインターネットで動画で見られるので、北京にいて「日本のニュースが見られない」というフラストレーションが溜まるということはありません。先日の中越沖地震のような大きなニュースの場合は、NHKのBSが見られるので困りません。私のいるアパートメントでは、アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNを見ることができますが、私が見たいと思っているアメリカ・プロボウリング(PBA)の中継は、週末のアメリカ時間の昼間、即ち北京時間の夜中なのでナマでは見ることは難しいのですが、これもPBAのホームページ上からインターネットで見ることができるので困りません(ただし、これは有料のサービスです)。

 このように、今は、いろんな国のテレビ番組がインターネット上で見られるので、あえてテレビ放送を録画して見ようとは思わなくて済むのです。日本のドラマを見るのが好きな人は、外国へ行くと日本のドラマが見られないので欲求不満になるかもしれませんが、私は「ドラマ見」の人ではないので苦にはなりません。

 放送エリアと放送時間に縛られるリアルタイムのテレビは、今、多くの人が「不便なもの」と感じていると思います。日本では外出先でワンセグでテレビを見ている人も多いと思いますが、今後、インターネット上の動画コンテンツがどんどん充実していけば、場所や時間を気にせずに見られるオン・デマンド方式のインターネットの動画コンテンツを見る人が増え、反面、テレビをリアルタイムで見る人はどんどん減ると思います。

 1988年、中国の固定電話は472.7万件、移動電話は3000件しかありませんでした。中国情報産業部の数字によると、2007年6月末現在で、中国の固定電話は3.7億件、携帯電話は5億件を超えました。この手の時代の流れのスピードはとんでもなく速いものです。私が北京に来て、日本にいたときとテレビの環境がだいぶ変わったのに、そんなに不便に感じていないのは、テレビを巡る状況の変化も、実は思ったより速く進んでいるからなのかもしれません。

(中国の電話の数の出典)
1988年の数字:中国経済年鑑2005(中国経済年鑑社)
2007年6月末の数字:中国情報産業部「2007年6月通信事業統計月報」
http://www.mii.gov.cn/art/2007/07/25/art_166_32599.html

(2007年7月28日、北京にて記す)

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