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2007年9月16日 (日)

テレビ画面の臨時ニュース・テロップの意義

 私が、

http://folomy.jp/heart/

の「テレビフォーラム」に8月4日にアップした文章をこちらのココログにも掲載します。

 folomyは、かつての@ニフティのフォーラムを運営していた人たちが集まって運営しているサイトで、メールアドレスを持っている方ならば誰でも無料で登録できます。私がfolomyに書いたものの再アップは、折りを見て時間のあるときに行います。従って、例えばfolomyに掲げた文章のアップは1か月程度遅れると思います。最新の文章を御覧になりたい方は、ぜひ、御自分で上記のアドレスからfolomyに登録して、御覧いただくよう御願いします。

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アップ場所: http://folomy.jp/heart/

「テレビフォーラム(ftv)」-「喫茶室『エフ』」-「『ドナウ川の蚊柱』の続き」

記載日時:2007年8月4日

【テレビ画面の臨時ニュース・テロップの意義】

 日本では、テレビを見ていて、大きなニュースが入った時や地震が起きたとき、気象警報が出たときなど、画面にテロップが流れることがしょっちゅうあります。ドラマなどを見ているとき、特に保存版として録っておこうと思って録画している時にこういったテロップが流れると「うぁ~、せっかくいい場面なのにぃ。」と頭に来る人も多いと思います。NHKでは、知事選挙の当確情報は情報がわかった時点で直ちに全国に向けてテロップで流す方針のようですが、私はこれは不必要だと思います。知事選挙の当確情報のテロップは、その地元地域限定で流すか、次のニュースの時間に放送すれば十分だと思います。

 ただ、地震情報や台風情報、気象警報などは、地上波の場合、やはりテロップで流すのは当然だと思います。全国放送のBSや専門性の高いCSチャンネルでこういう臨時情報のテロップを流すことには議論があると思いますが、例えば津波警報など人の生命に係わる臨時情報の場合はBS/CSでもテロップを流すべきだ、と私は個人的には思っています。

 アメリカでも地上波の放送の場合、その地域の気象警報が出た場合には、必ず画面の下にテロップが流れます。アメリカは大陸性の気候で、雷雨に伴う豪雨や竜巻などは日本よりも強烈なので、こういった短時間気象情報は防災の観点で非常に重要だからです。

 一方、中国のテレビでは、私は気象警報や臨時ニュースのテロップがテレビの画面上に流れたのを見たことがありません。北京に来て、まだ3か月ちょっとしか経っていませんので、たまたま私が見ていなかっただけなのかもしれませんが、日本に比べて気象警報が一般市民に伝わりにくいシステムなのは事実のようです。昨日(8月3日)付けの北京の大衆紙「新京報」の記事によれば、8月1日夜に北京で発生した雷を伴う集中豪雨に関し、気象局は、雷雨警報、大雨警報を出していたのにもかかわらず、多くの市民はそれを知らず、翌日の新聞を見て「あぁ、やっぱり気象局は警報を出していたのだ」と初めて知った、というのが実態のようです。これはテレビだけの責任ではないと思いますが、中国では、スポーツ中継や政治的イベントの生中継をすること以外には、テレビが持つ「リアルタイムで情報を伝えることができる」という利点を十分に活かしていないと思います。

 気象情報や臨時ニュースのテロップは邪魔だ、と思っているドラマ好きの人も多いと思いますが、住んでいる地域に気象警報が出たのに迅速にそれを知る手段がない北京に住んでいると、そういうのは一種の「ぜいたくな悩み」のように思えてしまいます。確かに日本の場合、それほど緊急性のない情報までテロップで流しすぎる傾向があると思うので、その辺は、視聴者の意見を聞きながら、津波警報、気象警報など本当にリアルタイムで流すべき情報を厳選した上で、きちんとテロップで流すようにすべきだと思います。

(2007年8月4日、北京にて記す)

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